「ローズカット」というダイヤモンドを見たことがありますか?
ローズカットとはダイヤモンドの現在主流のカット「ブリリアントカット」(17世紀にヴェネツィアで発明されたといわれる、長い歴史を持つカット方法)の前、16世紀に一世を風靡したダイヤモンドのオールドカットの方法です。
ローズカットバラのつぼみの花弁を思わせるドーム型のダイヤモンドカットです。
カット数が少ない分ダイヤモンドの内包物や色などがハッキリ見て取れるのできれいなダイヤモンドでしか出来ないカット、とも言えます。
現代では58面体のブリリアントカット以外にも200面体カットなど精密で細かいカットが可能になり、思考を凝らしたカットもどんどん増えていますが、1600年代にはもちろんそんな技術はありません。
何者よりも固いダイヤモンドですから当時は相当苦労なされたことでしょう。
このローズカットのダイヤモンドカットは現代では再び注目を集めていて、今では最新のジュエリーに採用されています。
人気の理由は輝きすぎないこと。
キラキラ輝くダイヤモンドも素敵ですが、カット面が少なくてもダイヤモンド独特の輝きを少ないカット面から色味や輝きを楽しむことが出来ます。
大きいダイヤでもローズカットならクラシカルでお上品に仕上がるのも人気の理由の一つですね。
コロナで結婚式が挙げにくい現代のカップルには婚約指輪や結婚指輪でダイヤを入れるのが主流になりました。
そのダイヤモンドをお上品にローズカットするのも人気なようですよ。
もちろんネックレスも素敵です^^